暴動体験ゲー、Switch『Riot』発売決定。アラブの春からロスまで、世界各国のデモ・暴動を体験しよう
Switch『Riot』発売決定。アラブの春からロスまで、世界各国のデモ・暴動を体験しよう
海外市場のニンテンドースイッチにおいて、体験シムゲーム『Riot:Civil Unrest』が発売されることが明らかにされました。ゲーム小売GameFlyによれば、本作は2018年6月19日にリリース予定であるようです。
・ゲームプレイトレーラー
元はIndiegogoの資金援助を受け2014年にリリースされたインディータイトルである本作。ディレクターを務めるレナード・メンチャリ氏が実際に遭遇した、経済危機に際しての社会暴動の体験が下敷きになっているという本作は、世界各国の「暴動」「紛争」を忠実に再現。さらにオリジナル要素として、暴動する一般市民の側だけでなく、取り締まる側ーつまりポリスメンのロールプレイも可能なものとなっています。
プレイ可能な「暴動」は次の通り。
- Indignados(スペイン・マドリードの「怒れる者たち運動」)
- アラブの春(エジプト)
- Keratea(ギリシャの反マケドニア運動)
- NoTAV(イタリアの新幹線建設反対運動、TAV=新幹線)
- ロサンゼルス(人種差別に端を発した1992年のロサンゼルス暴動)
- オークランド(無実の黒人青年が殺害された発砲事件に端を発した2009年オークランド騒動)
- パリ(北アフリカ出身の若者3人が死亡した2005年パリ郊外暴動事件)
- ロンドン(2011年のイギリス暴動)
- ウクライナ(2014年のウクライナ騒乱)
そのほか、全17レベルのシナリオが用意。
不平等と不公平が社会の構造をむしばみ、大衆の不満が暴力的なアウトプットとして表出するとき、そこには何が生まれるのか。すでにアーリーアクセスがリリースされているSteam版が高い評価を受けているだけに、Switch版にも期待したいところ。